アーマードスーツ その3 [博物館]
●現代におけるAS
地球人が持ち込んだ万能歩兵装備「AS」は、もはや廃れた兵器である。
AS最大のネックは、エネルギーをバッテリーに頼らざるを得ないが為の稼働時間の短さと、それに伴う費用対効果の問題であった。確かにASを装備した歩兵は高い戦闘力を発揮するが、歩兵の機動力・防御力や攻撃力を増大するならIFV(歩兵戦闘車輌)を分隊毎に配備した方が遙かに安上がりだ。もちろんIFV等の車輌にはできない、ASならではの有用性というものもある。例えば、兵器としては「歩兵用個人装備」、つまり最小レベルのものでありながら防御力・機動力・汎用性に優れている点。敵兵器を撃破するのに大火力を使用するのではなく、翻弄し、肉薄し、パイロットや操縦系統等重要箇所のみを破壊して使用不能にする能力を持つ点(言うまでもなく、単に破壊するよりも経済的に優れている)。そのようにして大型兵器をダウンさせる力を持ちながら、歩兵同様占領地域の制圧任務にも充分使用に耐える点。それでいて管制システムについて高度な訓練を必要とせず、歩兵教練さえ受けた兵士ならばとりあえず不自由なく使用が可能である点等である。だからこそ地球圏では実用に耐えるものだったのだが、惑星Ziでは事情が違っていた。「ゾイド」の存在のためにである。
高出力自家発電の可能な「ゾイド」に搭載できる火器は、ASを付けていることなど無関係に歩兵部隊を蹴散らせてしまう。中央大陸戦争初期の、サイバネティクス化不充分のゾイド相手であれば、AS装備歩兵でも集団戦法で追いつめる事ができたが、ゾイドの重装甲化が進んでくるとAS搭載火器では対処が難しくなっていった。武器に用いられるテクノロジーレベルは同じなのだから、ASでもゾイドに対してダメージを与えることはできる。しかしASでゾイドに戦力的に拮抗するにはそれなりの数が必要で、しかも、ゾイド1体の戦力に拮抗し得るASを揃えるよりも、同程度の戦力をもつゾイドを1体配備した方が遙かに安価であった。よって、ゾイドに遭遇した歩兵は、より機動力(速度)に優れた装甲車に乗って早々に戦場を離脱し、対抗戦力としてゾイドを投入させるべきものとされたのだ。
ASは斯くなる理由で、惑星Ziに登場した当初から芳しい活躍の場を与えられず、重装甲ゾイドの登場以降徐々に衰退していった。特殊部隊用超小型戦闘ゾイド(コマンドゾイドや24ゾイド)開発後にはほぼ戦場から姿を消し、現在では、一部の特殊部隊に配備されているものと、ASの源流たる介護用や作業用パワードスーツとして用いられているもの(厳密にはASとは呼べないが)を除いて、ほとんど存在していない。24部隊等で用いられる特殊戦闘服も、環境適合性を高めはするが、ASとは根本的に違うものである。そのような意味では、ASに用いられたパワーアシスト技術は、平和的目的のために構想された後、血腥い戦争用技術として高度発展を遂げ、また市民達の手元に還ってきたと言えるだろう。かつて宇宙旅行の夢を叶えるために登場し、ドイツ軍のV-2ミサイルとして実用化したロケット技術や、ジェット機がそうだったように、
しかし、ASを初めとする地球式ロボット工学に用いられていた「サイバネティクス技術の源流」とも呼べるアクチュエーター等の動力伝達系技術そのものはゾイド改造にも受け継がれ、その後も発展を続ける。そしてその成果は、ゾイド生命体を搭載した歩兵ゾイド「ゴーレム」として結実した。ゴーレムは「ゾイド」でありながら、上記したASの特性の多くを踏襲した存在であった。ASは惑星Ziに適応した形へと生まれ変わり、再び陽の目を見たと言えるだろう。
地球人が持ち込んだ万能歩兵装備「AS」は、もはや廃れた兵器である。
AS最大のネックは、エネルギーをバッテリーに頼らざるを得ないが為の稼働時間の短さと、それに伴う費用対効果の問題であった。確かにASを装備した歩兵は高い戦闘力を発揮するが、歩兵の機動力・防御力や攻撃力を増大するならIFV(歩兵戦闘車輌)を分隊毎に配備した方が遙かに安上がりだ。もちろんIFV等の車輌にはできない、ASならではの有用性というものもある。例えば、兵器としては「歩兵用個人装備」、つまり最小レベルのものでありながら防御力・機動力・汎用性に優れている点。敵兵器を撃破するのに大火力を使用するのではなく、翻弄し、肉薄し、パイロットや操縦系統等重要箇所のみを破壊して使用不能にする能力を持つ点(言うまでもなく、単に破壊するよりも経済的に優れている)。そのようにして大型兵器をダウンさせる力を持ちながら、歩兵同様占領地域の制圧任務にも充分使用に耐える点。それでいて管制システムについて高度な訓練を必要とせず、歩兵教練さえ受けた兵士ならばとりあえず不自由なく使用が可能である点等である。だからこそ地球圏では実用に耐えるものだったのだが、惑星Ziでは事情が違っていた。「ゾイド」の存在のためにである。
高出力自家発電の可能な「ゾイド」に搭載できる火器は、ASを付けていることなど無関係に歩兵部隊を蹴散らせてしまう。中央大陸戦争初期の、サイバネティクス化不充分のゾイド相手であれば、AS装備歩兵でも集団戦法で追いつめる事ができたが、ゾイドの重装甲化が進んでくるとAS搭載火器では対処が難しくなっていった。武器に用いられるテクノロジーレベルは同じなのだから、ASでもゾイドに対してダメージを与えることはできる。しかしASでゾイドに戦力的に拮抗するにはそれなりの数が必要で、しかも、ゾイド1体の戦力に拮抗し得るASを揃えるよりも、同程度の戦力をもつゾイドを1体配備した方が遙かに安価であった。よって、ゾイドに遭遇した歩兵は、より機動力(速度)に優れた装甲車に乗って早々に戦場を離脱し、対抗戦力としてゾイドを投入させるべきものとされたのだ。
ASは斯くなる理由で、惑星Ziに登場した当初から芳しい活躍の場を与えられず、重装甲ゾイドの登場以降徐々に衰退していった。特殊部隊用超小型戦闘ゾイド(コマンドゾイドや24ゾイド)開発後にはほぼ戦場から姿を消し、現在では、一部の特殊部隊に配備されているものと、ASの源流たる介護用や作業用パワードスーツとして用いられているもの(厳密にはASとは呼べないが)を除いて、ほとんど存在していない。24部隊等で用いられる特殊戦闘服も、環境適合性を高めはするが、ASとは根本的に違うものである。そのような意味では、ASに用いられたパワーアシスト技術は、平和的目的のために構想された後、血腥い戦争用技術として高度発展を遂げ、また市民達の手元に還ってきたと言えるだろう。かつて宇宙旅行の夢を叶えるために登場し、ドイツ軍のV-2ミサイルとして実用化したロケット技術や、ジェット機がそうだったように、
しかし、ASを初めとする地球式ロボット工学に用いられていた「サイバネティクス技術の源流」とも呼べるアクチュエーター等の動力伝達系技術そのものはゾイド改造にも受け継がれ、その後も発展を続ける。そしてその成果は、ゾイド生命体を搭載した歩兵ゾイド「ゴーレム」として結実した。ゴーレムは「ゾイド」でありながら、上記したASの特性の多くを踏襲した存在であった。ASは惑星Ziに適応した形へと生まれ変わり、再び陽の目を見たと言えるだろう。
アーマードスーツ その2 [博物館]
●機構概要
ASという兵器が戦車や戦闘機と最も異なる点は、そのポテンシャルが着用する兵士の身体能力(運動、射撃、格闘、判断その他すべての身体能力)によって決定するというところにある。端的に言えば、何ら訓練を受けていない一般人でも着用した瞬間から自由に行動出来る装備なのだ(当然、装甲のある分、動作に制限は出てくるが)。とはいえ、30メートルを超える跳躍力や、最高時速60km以上にも達する(平地)全開走行、また索敵や攻撃のために搭載された最新鋭の電子装備を使いこなすためには、高度かつ極めて厳しい訓練が必要不可欠となってくる。
操縦者に生身の時と何ら変わらない自由度を与えているのが、所謂「インピーダンス制御(慣性・摩擦等を仮想的に設定して、ロボットアーム等を人間が違和感なく操作する技術)」を進展させた「バイオリンク・コントロール・システム」である。ASの指先・足裏などの全身にはおよそ300の各種センサーがあり、常時状況変化を監視している。これらセンサーからもたらされる情報は、コントロールコンピュータを介してリアルタイムにパイロットに送られる。そして、パイロットの身体動作を脳波や筋電位などから感知し、指令としてスーツへと出力するのである。これによりASは操縦者の身体・運動能力そのものを倍加させるように作動するため、人間の10倍以上に相当する腕力を発揮しながら、針に糸を通すような繊細な作業をもこなすことが可能となるのだ。ロケットランチャー、ミサイルランチャー、機関砲といった重火器を複数携行しても歩兵は疲労を感じることなく活動でき、またそれを不自由なく扱うことができる。駆動系作動音も最小限に抑えられているため、操縦者の練度次第ではASを着用したままでのスニーキングミッションも可能だ。
また、ASの多くは強固な装甲に被われ、被弾や地雷による衝撃への優れた耐性を発揮する。軍用としては30mm弾の直撃(装甲に対する弾丸の侵入角度118度以上の場合)にも耐えられる装甲車級の耐弾性が必要とされ、完全密閉型の重量級ASの場合、本格的な対ゾイド火器を用いなければ撃破できないと考えられている。オートバランサーとショックアブソーバーの恩恵により不整地の走破性にも優れ、環境設定を行うことで湿地、雪原、砂漠、山岳等多様な環境下での作戦行動が可能となっている。
スーツの重量は一般に100~500kgと重いものの、電源が失われても着用者が潰れることはない。なぜならば、着用者はスーツの中で10数箇所の支点で支えられ、いわば「浮いた」状態になっているからである。スーツ自身が、地面に接するセミモノコックのフレームによって自重(+搭乗者の体重)を支えている。しかしながら「重さがない」わけではないため、沼地等の極めて軟弱な地盤等ではスタックすることもあるし、電源が落ちれば身動きひとつ取れなくなるだろう。そのような場合のために、レバー操作によって装甲接続部全体(ハッチを下にして横たわっていた場合でも脱出が可能になるように)を緊急解除できるようになっている。
また、高所からの落下によるダメージはASのシステムに深刻なダメージを与える畏れがあるため、ロケット燃料などを噴射するキック・モーターが装備される事が多い。瞬間的な噴射で着地の衝撃を緩和するのである。なお、装甲の耐熱限界時間にもよるが、一般に10秒程度の持続噴射が可能であり、これにより短時間ながら「飛行」することもできる。ブースターパックやシーガルカイト等、当時個人携行が可能なまでに小型化されていた燃料式飛行ユニットの技術をもってすれば、場合によっては重量数百kgにも及ぶASをも宙に浮かせることができたのである。このキックモーターによりASの行動範囲・環境は歩兵とほぼ変わらないものとなっているが、同時に一つの弱点も生んでいる。ASの装備の中でキックモーターの燃料タンクが、唯一爆発の畏れがある部分となってしまったのだ。そのためキックモーターユニットには、緊急時にユニット全体を圧搾空気で吹き飛ばす安全装置が取り付けられる。
頭部や装甲内各所に設けられたセンサー及び観測装置は多岐に渡る。望遠・広角レンズの切り替えが可能な光学カメラには赤外線及び光増幅による暗視装置・熱感知センサーなども取り付けられ、あらゆる状況下で視界を確保する。また、僚機が捉えた情報を共有することも可能であり、直接目視する以上の情報を手に入れることができると言って良いだろう。特に指揮官機として運用されるスーツは、戦闘に参加しているすべての僚機から送られてくる暗号化された情報を処理する装置が増設され、通信・管制機能を強化している。また、複数機の火器管制や、敵通信・電子装置の傍受撹乱も可能である。
なお、身体動作以外の各操作は主として音声入力によって行われる。モニターの拡大、リアモニターの投影、レーダーによる索敵などを行うことができ、同時に声紋によるマスターパイロットの確認手段としても使われる。と、いうよりもパイロットに合わせて調整済みの音声識別装置では、よほど声質が似通っていない限り他者には扱えなくなる。同様に、体格の違う者同士でのスーツの共用は難しい。スーツには一応操縦系統のサイズ・アジャスティング機能がついているが、自動化すると兵士個人の「動きの癖」に追従することができなくなるため全てマニュアル操作である。そのためアジャストは非常に面倒で、教練用アスレチックコースを1周するごとに調整作業を行い、普通はこれを10回ほど繰り返す。
ASという兵器が戦車や戦闘機と最も異なる点は、そのポテンシャルが着用する兵士の身体能力(運動、射撃、格闘、判断その他すべての身体能力)によって決定するというところにある。端的に言えば、何ら訓練を受けていない一般人でも着用した瞬間から自由に行動出来る装備なのだ(当然、装甲のある分、動作に制限は出てくるが)。とはいえ、30メートルを超える跳躍力や、最高時速60km以上にも達する(平地)全開走行、また索敵や攻撃のために搭載された最新鋭の電子装備を使いこなすためには、高度かつ極めて厳しい訓練が必要不可欠となってくる。
操縦者に生身の時と何ら変わらない自由度を与えているのが、所謂「インピーダンス制御(慣性・摩擦等を仮想的に設定して、ロボットアーム等を人間が違和感なく操作する技術)」を進展させた「バイオリンク・コントロール・システム」である。ASの指先・足裏などの全身にはおよそ300の各種センサーがあり、常時状況変化を監視している。これらセンサーからもたらされる情報は、コントロールコンピュータを介してリアルタイムにパイロットに送られる。そして、パイロットの身体動作を脳波や筋電位などから感知し、指令としてスーツへと出力するのである。これによりASは操縦者の身体・運動能力そのものを倍加させるように作動するため、人間の10倍以上に相当する腕力を発揮しながら、針に糸を通すような繊細な作業をもこなすことが可能となるのだ。ロケットランチャー、ミサイルランチャー、機関砲といった重火器を複数携行しても歩兵は疲労を感じることなく活動でき、またそれを不自由なく扱うことができる。駆動系作動音も最小限に抑えられているため、操縦者の練度次第ではASを着用したままでのスニーキングミッションも可能だ。
また、ASの多くは強固な装甲に被われ、被弾や地雷による衝撃への優れた耐性を発揮する。軍用としては30mm弾の直撃(装甲に対する弾丸の侵入角度118度以上の場合)にも耐えられる装甲車級の耐弾性が必要とされ、完全密閉型の重量級ASの場合、本格的な対ゾイド火器を用いなければ撃破できないと考えられている。オートバランサーとショックアブソーバーの恩恵により不整地の走破性にも優れ、環境設定を行うことで湿地、雪原、砂漠、山岳等多様な環境下での作戦行動が可能となっている。
スーツの重量は一般に100~500kgと重いものの、電源が失われても着用者が潰れることはない。なぜならば、着用者はスーツの中で10数箇所の支点で支えられ、いわば「浮いた」状態になっているからである。スーツ自身が、地面に接するセミモノコックのフレームによって自重(+搭乗者の体重)を支えている。しかしながら「重さがない」わけではないため、沼地等の極めて軟弱な地盤等ではスタックすることもあるし、電源が落ちれば身動きひとつ取れなくなるだろう。そのような場合のために、レバー操作によって装甲接続部全体(ハッチを下にして横たわっていた場合でも脱出が可能になるように)を緊急解除できるようになっている。
また、高所からの落下によるダメージはASのシステムに深刻なダメージを与える畏れがあるため、ロケット燃料などを噴射するキック・モーターが装備される事が多い。瞬間的な噴射で着地の衝撃を緩和するのである。なお、装甲の耐熱限界時間にもよるが、一般に10秒程度の持続噴射が可能であり、これにより短時間ながら「飛行」することもできる。ブースターパックやシーガルカイト等、当時個人携行が可能なまでに小型化されていた燃料式飛行ユニットの技術をもってすれば、場合によっては重量数百kgにも及ぶASをも宙に浮かせることができたのである。このキックモーターによりASの行動範囲・環境は歩兵とほぼ変わらないものとなっているが、同時に一つの弱点も生んでいる。ASの装備の中でキックモーターの燃料タンクが、唯一爆発の畏れがある部分となってしまったのだ。そのためキックモーターユニットには、緊急時にユニット全体を圧搾空気で吹き飛ばす安全装置が取り付けられる。
頭部や装甲内各所に設けられたセンサー及び観測装置は多岐に渡る。望遠・広角レンズの切り替えが可能な光学カメラには赤外線及び光増幅による暗視装置・熱感知センサーなども取り付けられ、あらゆる状況下で視界を確保する。また、僚機が捉えた情報を共有することも可能であり、直接目視する以上の情報を手に入れることができると言って良いだろう。特に指揮官機として運用されるスーツは、戦闘に参加しているすべての僚機から送られてくる暗号化された情報を処理する装置が増設され、通信・管制機能を強化している。また、複数機の火器管制や、敵通信・電子装置の傍受撹乱も可能である。
なお、身体動作以外の各操作は主として音声入力によって行われる。モニターの拡大、リアモニターの投影、レーダーによる索敵などを行うことができ、同時に声紋によるマスターパイロットの確認手段としても使われる。と、いうよりもパイロットに合わせて調整済みの音声識別装置では、よほど声質が似通っていない限り他者には扱えなくなる。同様に、体格の違う者同士でのスーツの共用は難しい。スーツには一応操縦系統のサイズ・アジャスティング機能がついているが、自動化すると兵士個人の「動きの癖」に追従することができなくなるため全てマニュアル操作である。そのためアジャストは非常に面倒で、教練用アスレチックコースを1周するごとに調整作業を行い、普通はこれを10回ほど繰り返す。
ASと装甲兵の対比 |
アーマードスーツ その1 [博物館]
●アーマードスーツとは
アーマードス-ツ(以下AS)と通称される戦闘用強化装甲服開発は、地球の企業GE社が1968年に試作した作業用パワーアシスト装置に源流を発すると考えられている。以来、いわゆる自律型ロボットと異なる「マン・スレイブ(操縦者と同じ動きをする)」タイプのロボットは、宇宙空間作業・外惑星探査用、医療(義手義足)・介助用等にも派生しつつ高度化してきたが、軍事目的では1980年代半ばから開発を進められていた。「パワード・イグゾスケルトン(強化外骨格)」と呼称されたそれは、以下のような過程で兵士のパワーアシストを行った。
まず、外骨格状フレームの関節部分に取り付けられた、関節角度を計測するロータリーエンコーダや、筋電位を計測する表面筋電位センサーから情報が送られてくる。それに基づいて、電源装置を兼ねたバックパックに搭載されるコントロールコンピュータが、作動に必要な指令を各関節のアクチュエータに伝えてパワーアシストを行う(また、プログラムによる動作再生も行うことができた。つまり、単純な動きなら自動化できた)。右の図は、その開発初期段階における試作機である。まだ「兵士の体感重量をゼロにする」という、強化外骨格開発の第1段階とも言える課題に取り組んでいる時期で、脚部のみの試作機のようだ。
その開発は、歩兵単体の攻撃力とサバイバビリティを極限まで高めると同時に、ひとつの作戦行動を最小単位の時間で終結させることに主眼を置いて進められて来た。やがて「強化外骨格」は、筋力、耐久力、通信能力、防御力、隠密性、俊敏性、索敵能力、そして火力と歩兵に求められるすべての能力を200%以上にも増幅する「AS」へと進化を遂げた。最も困難な状況下で、最大限にその威力を発揮すべく運用される究極の個人用戦闘装備の誕生である。
アーマードス-ツ(以下AS)と通称される戦闘用強化装甲服開発は、地球の企業GE社が1968年に試作した作業用パワーアシスト装置に源流を発すると考えられている。以来、いわゆる自律型ロボットと異なる「マン・スレイブ(操縦者と同じ動きをする)」タイプのロボットは、宇宙空間作業・外惑星探査用、医療(義手義足)・介助用等にも派生しつつ高度化してきたが、軍事目的では1980年代半ばから開発を進められていた。「パワード・イグゾスケルトン(強化外骨格)」と呼称されたそれは、以下のような過程で兵士のパワーアシストを行った。
まず、外骨格状フレームの関節部分に取り付けられた、関節角度を計測するロータリーエンコーダや、筋電位を計測する表面筋電位センサーから情報が送られてくる。それに基づいて、電源装置を兼ねたバックパックに搭載されるコントロールコンピュータが、作動に必要な指令を各関節のアクチュエータに伝えてパワーアシストを行う(また、プログラムによる動作再生も行うことができた。つまり、単純な動きなら自動化できた)。右の図は、その開発初期段階における試作機である。まだ「兵士の体感重量をゼロにする」という、強化外骨格開発の第1段階とも言える課題に取り組んでいる時期で、脚部のみの試作機のようだ。
その開発は、歩兵単体の攻撃力とサバイバビリティを極限まで高めると同時に、ひとつの作戦行動を最小単位の時間で終結させることに主眼を置いて進められて来た。やがて「強化外骨格」は、筋力、耐久力、通信能力、防御力、隠密性、俊敏性、索敵能力、そして火力と歩兵に求められるすべての能力を200%以上にも増幅する「AS」へと進化を遂げた。最も困難な状況下で、最大限にその威力を発揮すべく運用される究極の個人用戦闘装備の誕生である。
市立博物館について [博物館]
ツヴィンガー市立博物館は、
ゼネバス国家がその精神や活動状況を広く世界中の人々に知らせるために、
関係資料の寄贈・寄託を受け、無料で公開する博物館です。
ゼネバス国家がその精神や活動状況を広く世界中の人々に知らせるために、
関係資料の寄贈・寄託を受け、無料で公開する博物館です。
博物館概要 |
|||
■開 館 | ZAC2052年4月20日 | ■敷地面積 | 129,496㎡ |
■職員構成 | 事務職員20 学芸員18 嘱託員10 | ■建築面積 | 30,124㎡ |
■教育普及活動 | 講演会、シンポジウム、ギャラリートーク等 | ■延床面積 | 43,728㎡ |
■交通案内 | ツヴィンガー物資集積駅から市営バス・ジグノ線ほか 市役所入口で下車徒歩5分 | ■主体棟 | 23,122㎡ |
■所在地 | 住所:MitteZwinger Maximillianstrasse 11 電話:+49-90-218●●904 | ■研究棟 | 6,246㎡ |
■休館日 | 月曜日/年末年始/展示替中 | ■収蔵庫面積 | 9,763㎡ |
■開館時間 | 午前9時30分から午後5時00分 午後4時30分までにご入館ください。 | ■収蔵資料 | 9,856点 |
年代記 [付属図書館]
年代 | 年(ZAC)/月 | 世界史 | ツヴィンガー市及び 「ゼネバスの犬牢」関連の歴史 |
---|---|---|---|
有史以前 | 1600 ~ |
地殻変動が収まり始める。 移動生活を余儀なくされていた惑星Zi人は、各大陸で低地への移住を始める。 |
西方大陸の古代遺跡グロースシュピッツェ、放棄される。 原因は生活圏の変化説と、侵略説がある。 |
1693 |
地質学者ババホットにより、文明起源が約1700年前であることが判明。紀元元年が定められた。 |
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1700年頃 |
地殻変動終息し、気候も安定化。定住が始まり、部族集落が生まれる。 |
||
部族間戦争期 | 1800年頃 |
人口急増。 |
|
1850年頃 |
各部族が集まって共同体(領国)を形成。 土地と富を巡る紛争が起こり始める。 集住の難しい地底族は、紛争に勝利することが難しかった。 |
地底族の職能組合「ゲシュヴィスター・ギルド」発足? |
|
1898 |
風族最有力氏族ムーロア氏の長となるヘリック誕生。 |
||
1900年代前半 |
部族紛争先鋭化。ゾイドが戦闘用に改造され始める。 平和連合軍と連邦軍の戦いに集約されていき、大規模な戦争へ。 中央大陸人繁栄。プライドを持ち始め、自分達を惑星Ziの代表者=「星人」と称するに至る。 |
||
1955 |
平和連合軍の指導者ヘリックが行方不明に。実は秘密裏に暗黒大陸へ渡り、時の支配者に南の大陸へ攻め入るよう提案。 |
||
1956 |
暗黒大陸からの軍勢が来襲。 連邦軍の指導者・地底族族長ガイロスが中央大陸人をまとめあげ、抵抗。 ヘリック帰還。中央大陸の全部族を団結させ、反撃を開始。 |
||
1956/7 |
暗黒軍撤退。ヘリックが中央大陸統一。ヘリック王国建国。 地底族の内部通報組織としてスパイ組織「カニス(犬)機関」設立。 |
ヘリック王国軍教導団設立。 |
|
1957 |
ゾイド管理局設立。 ゾイドの補修請負業が隆盛。非地球人系企業の母体となる。 ヘリック2世誕生。 |
||
1959 |
ガイロス家との政略結婚によりゼネバス誕生。 |
||
1960年頃 |
戦闘機械獣技術の基礎が確立する。 地底族族長ガイロス、ヘリック1世王の要請に怒るも、より平和な世界実現のため暗黒大陸へ。以後、暗黒大陸統一に向けて活動する。〈BR〉 |
||
第1次中央大陸戦争期 | 1975 |
ヘリック王死去。 王制廃止により、ヘリック2世初代大統領に就任。 ゼネバスは共和国軍最高司令官に就任。 |
ゼネバスによって、ヘリック王国軍教導団発展。 |
1978 |
ヘリック王からガイロスとの密約について聞かされていなかった兄ヘリック2世と、叔父から母づてに(部族の秘密として)聞かされていた弟ゼネバスとで、平和主義や覇権主義の是非を巡り対立を重ねた。大陸統一の責任を何も知らない民衆に押し付け(大統領制)、先王とガイロスの暗黒大陸含む惑星統一の悲願を途中で放り出すかのようなヘリック2世に対しゼネバスは怒りを露わにし、兄弟が決闘することとなる。 が、直前に議会と親衛隊の介入を受け、決闘は中止。 「暴虐な弟」の烙印を押され、ゼネバス追放。 連邦軍の地盤であった中央大陸西部にゼネバス帝国(~2051)建国を宣言。 |
ゼネバス帝立戦闘技術研究所設立。教導団のメンバーから成る。 |
|
1980 |
レッドリバー戦役。 国境線を巡り、ヘリック共和国軍(以下ヘ軍)とゼネバス帝国軍(以下ゼ軍)が衝突。 中央大陸戦争開戦。 |
ゼネバス青年団設立。 貴族エリート養成学校「騎士団の城」設立。 |
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2010 |
ゼネバス帝国技術大佐ザッハーマン・ツヴァイク男爵の長男ゾイデル・ツヴァイク誕生。
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2018 |
砂漠の戦い(~2029)。 |
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2029 |
地球人の乗る宇宙開拓船グローバリー3世号、グランドバロス山脈に不時着。即刻鉱物資源の調査を行った。 地球人科学者クローネンブルグ博士、民主主義の萌芽を見せるヘリック共和国に植民星化への将来性を見出し、協力。 一方、冒険商人ランドバリーは植民後の影響力伸張を見越し、独占市場を生み出すべくゼネバス皇帝に取り入る。 |
地球人ギュンター・ゲオルク・ギレ、ツヴァイクと知り合う。 |
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2030 |
ゾイドゴジュラスロールアウト。 ゼネバス帝国に地球式の士官学校設立? |
冒険商人のうち、強硬な植民推進派が西方大陸に追放される。このとき、いくつかの地球式兵器が持ち去られた。 |
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2031 |
第1次ゾイド開発競争。サラマンダーロールアウト。 ゼ軍機甲師団編成。軍の拡大とともに指揮系統の統一を図る。軍閥の相次ぐ解体。 |
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2032 |
ゼ軍の名将ガンビーノ派によるゼネバス皇宮占拠事件。 首謀者は逃亡、ガンビーノ自決。 アルダンヌの森にて、惑星Zi初の近代ゾイド同士による大会戦。 アイアンコングロールアウト。 |
ツヴァイク家はガンビーノ派であったが、反乱には加わっていなかった。ガンビーノ将軍の密葬には皇帝の意を慮って不参加。 |
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2033 |
共和国議会から国家緊急法(X-day)発令。共和国オギータ研究所が有力となる。 |
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2034 |
第2次ゾイド開発競争。重装甲化進む。 |
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2035 |
ブラッドロック戦役。トロイ作戦始動。 ゼネバスの庶子エレナ誕生。 |
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2036 |
サーベルタイガーロールアウト。 |
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2036/6 |
血の6月作戦。 |
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2037 |
ウルトラザウルスロールアウト。スパイコマンド「エコー」による「US乗っ取り作戦」。 |
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2039 |
ゼネバス帝国首都包囲戦。首都は陥落。降伏拒否。 ゼネバス皇帝を始めゼネバス帝国軍はバレシア湾から中央大陸を脱出。 暗黒大陸へ亡命する。 |
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2041/3 |
ガイロス帝国の支援を受けたゼネバス軍が、バレシア湾上陸(D-day)。 |
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2042 |
アルメーヘンの橋争奪戦。ハドリアンウォール攻略戦。 |
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2044 |
デスザウラーロールアウト。ゼ軍コマンド部隊「スケルトン」発足。 共和国首都陥落。 「トンネル作戦」。ヘリック2世は軍・民衆とともにトンネルを掘り脱出。 後、ゲリラ戦を展開する。 |
||
2046 |
ヘリック2世、親衛隊員ローザ・ラウリと結婚。 |
||
2046/11 |
ヘリック2世とローザの間に、男児生まれる。 |
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2048/9 |
マッドサンダーロールアウト。 |
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2048/12 |
共和国首都奪回。 |
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2049 |
科学者同士の共同研究団体「ホバート基金」設立。 |
||
2051/3 |
ゼネバス帝国滅亡。中央大陸はヘリック共和国が全土を支配。 ガイロス帝国軍(以下ガ軍)がニカイドス島上陸。残存するゼネバス軍を捕らえる。 ゼネバス皇帝は行方不明に。 ゼネバス帝国の非正規軍人(国民皆兵体制下の民間人)の多くは、ヘリック共和国の統治を受けたが、国外へ脱出を図る者も多くいた。 ゼネバス人離散の歴史が始まる。 |
ウラニスク市周辺のゼネバス人(ウラニスク遊歴団)が国外逃亡を図る。 |
|
第1次大陸間戦争期 | 2051 |
ヘリック共和国、ガイロス皇帝に宣戦布告。 |
戦技研解体。メンバーは武器開発局に編入される。 共和国内の旧ゼネバス人協会である「移民援助局」設立。 ウラニスク遊歴団、西方大陸にて幾つかの脱出者グループと合流。 |
2051/10 |
第1次暗黒大陸上陸作戦失敗。 |
ウラニスク遊歴団、西方大陸に渡り、城塞都市遺跡グロースシュピッツェを発見。ここに居を構える。 |
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2052/6 |
共和国軍、暗黒大陸へ侵攻。 |
グロースシュピッツェ市民、荒廃したライヒトハーフェン地方の開拓を開始。 |
|
2053/10 |
ギルベイダーロールアウト。共和国首都を空襲。8万人が死傷。 |
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2054/5 |
ヘ軍起死回生のマッドサンダー艦隊渡航作戦失敗。 ゼネバス皇帝の存命が明らかになる。 |
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2054/6 |
オルディオスロールアウト。 |
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2056 |
キングゴジュラスロールアウト。首都ダークネス目前まで迫り、最終決戦を迎える。 巨大彗星が惑星Ziの3つの衛星のうち一つを直撃。 小惑星群となって惑星Ziに降り注ぎ、大異変を齎す。 ヘ軍、暗黒軍ともに戦争継続力を失い、大陸間戦争終結。 |
彗星衝突時、西方大陸は月の欠片落下範囲から殆ど外れていたため津波と気象変動の影響しか受けなかった。 特にライヒトハーフェン地方は地形に守られ、大異変の被害を最小限に抑えた。 |
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暗黒時代 | 2060年前後 |
プロイツェン家息女とゼネバス皇帝の間にギュンター・プロイツェン誕生? |
鉱物資源を糧に、商業活動活発化。 西方大陸の諸都市に対して、商業封鎖を盾にできるほどの力を持つに至る。 |
2080年代 |
ガ軍、軍備再建計画に着手。 |
「テラガイスト」設立? |
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2088 |
ルドルフ・ツェッペリン誕生。 |
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2097 |
ガイロス皇帝死去。 プロイツェン騎士団編成開始。この頃はまだプロイツェン家の私兵程度。 |
「摂政の耳」設立? |
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2098/10 |
ルドルフが帝位に就き、摂政プロイツェンが後見人となる。 プロイツェン騎士団、「親衛隊」に任命。王宮警護役となる。 |
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西方大陸戦争期 | 2099/6 |
ガイロス帝国がヘリック共和国に戦線布告。 西方大陸にガイロス帝国軍(以下ガ軍)90個師団を上陸させ、大陸北部の3割を占領。 以後も東進を続け、西回りでの侵攻ルートを確保しようとする。 ヘ軍30個師団も西方大陸に上陸。西進。 |
グロースシュピッツェ隊派遣。 旧ゼネバス人が築いた都市国家と接触。拠点を構える。 |
2099/7 |
グロースシュピッツェ隊、カタストロフィーズと接触。 |
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2099/8 |
レッドラスト砂漠にて、両軍初会戦。 最重要拠点である「エウロペの屋根」オリンポス山制圧を巡って戦火を交わす。 ヘ軍の正面作戦に対し、ガ軍は電撃戦を展開。次々とヘ軍を殲滅してメリクリウス湖岸を制圧。 |
ガイロス本国よりT-Rex型・ラプトル型試作機が届く。 |
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2099/9 |
ヘ軍高速部隊によるオリンポス山制圧作戦開始。 |
メルクリウス湖・ヘスペリデス湖の遺跡発掘を受けて、近隣にあるレーゲンボーゲン湖底を調査。旧時代に鹵獲されたと思われるウルトラザウルスを発見する。 この頃、「自由エウロペ軍」を名乗り存在を偽る共和国秘密部隊が、諸都市国家に潜入。帝国への反感を煽り、不満分子との接触を図っている。 |
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2099/10 |
ヘ軍前線が崩壊。 オリンポス山制圧作戦失敗に終わる。 同作戦中に重要機密情報(オーガノイドシステム、以下OS)がヘ軍に齎された。 |
デスザウラー奪取作戦。カタストロフィーズとの初の共同作戦となった。 ヘ軍オリンポス山攻略部隊の脱出支援部隊と共闘。ガ軍オリンポス要塞守備隊と激しい戦闘を繰り広げるが、高速部隊とデスザウラーが相討ちとなったため目的を達する事はできず、「D細胞」を入手するのみであった。 |
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2099/12 |
ガ軍技術者の間で、新技術による完全新型ゾイドの開発を目指すか、復元されたゾイドを改良強化するかの論戦が繰り広げられる。 | 厳寒の気象を逆に利用して、秘密裏に地下築城作業開始。 |
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2100/1 |
ガイロス帝国占領下のニクシー基地にて、OS搭載ゾイドの量産決定。 同時にヘリック共和国占領下ロブ基地でも、OS搭載ゾイド開発が行われていた。 |
下命を受け、南エウロペ大陸の調査に向かう。 古代遺跡にて、古代ゾイド人のカプセルを発見。インターフェイスと共に、グロースシュピッツェへと秘密裏に持ち帰る。 |
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2100/3 |
ガ軍、南エウロペ大陸へ進出を決定。 ヘ軍もこれに対抗すべく、先んじて派兵。エルガイル海岸上陸戦。 ガ軍の勝利、ガリル遺跡占領。 |
西方大陸都市国家群で、武装蜂起が頻発。 ジェノザウラー奪取作戦。空輸中のジェノザウラー試作機の奪取に成功。 グロースシュピッツェの秘密が明るみに出、ガイロス本国の追及を受ける前に、ガイロス軍離脱を宣言。「ゼネバスの犬牢」を名乗るようになる。 |
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2100/4 |
ガ軍、ロブ基地空爆作戦決行。 ヘ軍のOS搭載新鋭ゾイド・ストームソーダーの迎撃を受けて、失敗。 |
パノーバ社傘下ZTMD社(旧ゼネバス帝国ラインバッハ社)より、グロースシュピッツェへ「ストームソーダー」供給。 移住者の受け入れ開始。 |
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2100/5 |
ヘ空軍によって補給線が絶たれ、ガ軍地上部隊の進撃速度に兵站展開が追いつかなくなる。 ヘ軍によるゲリラ戦が功を奏し、北エウロペ大陸の戦線膠着。 グローバリー社活発化。 |
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2100/6 |
ヘ軍、本土防衛部隊20個師団を西方大陸に輸送。 デルダロス海海戦。ガ軍による上陸阻止作戦失敗。 |
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2100/7 |
補給不足に苦しむガ軍、嵐に乗じ、海兵部隊と共にロブ基地を奇襲。 第2次全面会戦。 50個装甲師団がミューズ森林地帯を突破するも、海兵部隊がロブ基地へ到達できず、失敗。 ヘ軍による大追撃開始。 |
近隣10箇所の衛星集落を拠点に、開拓事業再開。 軍備拡張計画開始。 |
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2100/8 |
メルクリウス湖畔の研究施設から、バーサークフューラーの実験体を略取。 |
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2100/9 |
ガ軍、西方大陸拠点ニクシー基地付近まで撤退。 ヘ軍は勝負を決するべく、ウルトラザウルス・ザ・デストロイヤーを頂くデストロイヤー兵団を投入。 |
隊員の一人がゼネバス派テロリストとしてガイロスと手を組み、UTD阻止作戦を決行。 しかし真の狙いは、ガ軍を撤退に追い込むため帝国先陣部隊を壊滅させることにあり、スパイ行為を行って共和国に砲撃情報を洩らした。 |
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2100/10 |
UTDによる、ニクシー基地砲撃開始。ガ軍残存部隊、暗黒大陸への撤退を開始。 エレファンダーに乗るゼネバス人が殿軍となり、全滅。 西方大陸戦争終結。 |
エレファンダー隊とレドラー決死隊のゼネバス兵を救出。プロイツェンの計画の概要を知る。 西エウロペ諸都市同盟に参加。 |
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暗黒大陸戦争期 | 2101/1 |
ガイロス帝国、停戦勧告を無視してヘ軍占領下のニクシー基地を空爆。 グローバリー社開発によるSSゾイド群配備開始。 |
エウロペ同盟市と共にザバット迎撃作戦に参加。 移住者の数、ピークを迎える。 野生化したデススティンガーが出没するとの噂が各地に流れる。 |
2101/2 |
ニザム高地にデススティンガー群出没。 掃討作戦実施。 |
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2101/3 |
ウォデイック艦隊ニクシー基地急襲。 |
エウロペ同盟市と共にウオディック迎撃作戦に参加。 |
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2101/6 |
アンダー海海戦。 ニクシー基地攻撃の間に準備していたシンカーの大部隊によって共和国艦隊敗走。 同時に、鉄竜騎兵団により暗黒大陸の沿岸守備隊が襲撃を受けている。 |
暗黒大陸からの移住が途絶える。 暗黒大陸派兵論争。 |
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2101/7 |
ヘ軍「閃光師団」投入。エントランス湾上陸作戦。 |
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2101/8 |
ヘ軍、鉄竜騎兵団の司令部を発見。戦闘状態に陥る。ヴィグリド平原の戦い。 ビフロスト平原の戦い。ヘ軍150個師団、ガ軍200個師団による消耗戦始まる。 |
暗黒大陸派兵論争、協議の結果、派兵反対論に落ち着く。 |
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2101/9 |
トリム会談。 両国軍の代表者がトリム高地のヘ軍基地にて会談。 ヘ軍側が、プロイツェン政権へのクーデターを条件に停戦の密約を取り付けた格好になる。 帝都ヴァルハラにて、デスザウラー大隊編成。 |
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2101/10 |
暗黒大陸各地で膠着していた戦線が、ガ軍の総攻撃を機に血みどろの様相を呈する。 |
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2101/11 |
「プロイツェンの反逆」。PK師団が、帝都ヴァルハラを守る皇帝警護隊・ガイロス軍予備役兵らと交戦。 政権を握る者が叛旗を翻すという類を見ない事態となった。 あらゆる地上波に乗せて流された演説にて、プロイツェンは新帝国建国を宣言。 と、同時にヴァルハラもろとも自爆。死亡。 |
市域永久築城完成。 グロースシュピッツェ市報にて、市長がプロイツェンの行動を「遺憾である」と表明。 |
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第2次中央大陸戦争期 | 2101/11 |
鉄竜騎兵団、クック湾より中央大陸に侵攻。 旧ゼネバス領民衆の蜂起に助けられ、瞬く間に大陸西半分の旧ゼネバス領を手中に。ネオゼネバス帝国正式に建国。 ヘ軍、西方大陸に臨時軍政部設置。 グローバリー社、ブロックスを実用化。供給開始。 |
慎重論に抑えられつつ、ブロックス配備開始。 ゼ軍からの合流要請。市政府は「検討する」と返答。 |
2101/12 |
マウントアーサ要塞攻略。ヘリック共和国首都・ヘリックシティ侵攻。 共和国大統領ルイーズ・エレナ・キャムフォード、脱出途中で行方不明となる。 |
ヘ軍の西方大陸植民化を阻止するため、東部同盟都市が阻止線を展開。グロースシュピッツェ市もこれを支援。 |
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2101/1 |
暗黒大陸で再編成されたヘ軍部隊がガイロス帝国領から撤退。 グローバリー社をはじめ、幾つかの企業が東方大陸の巨大資本と結びついて「ZOITEC」社誕生。 |
西方大陸の企業群、相次いで倒産或いは縮小。グロースシュピッツェも苦境に立たされる。 |
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2102 |
ネオゼネバスは各部族に自治権を与え、2重統治する「帝国制」で中央大陸を治めた。 ゼネバス軍(以下ゼ軍)のうち、ゼネバス城を鉄竜騎兵団が、共和国残党狩を幻影兵団・死霊兵団が行い、それ以外の戦力を沿岸防衛・外洋防衛に振り分けた。フロレシオ海・アンダー海・アクア海の3つの海を利用した「トライデント構想」で外洋部隊を運用。 |
ゼ軍からの合流再要請。市政府は「戦乱の芽を刈りきれない以上、合流はない。ゼネバス人同胞をリスクと隣り合わせに暮らさせるわけにはいかない」と返答。 |
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2103 |
ヘ軍の海上拠点・スターフィッシュ完成。 デルダロス海戦でネオゼネバス外洋守備隊を撃破。 |
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2104/4 |
ダロス海戦 |
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2104/10 |
フロレシオ海戦 |
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2105 |
ゴジュラスギガロールアウト |
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2106/春 |
ゼ軍とヘ軍の総戦力比は20:1に。 残存部隊掃討作戦継続につき、電子戦ゾイドが多数戦線投入された。 30機のゴジュラスギガによるクック要塞攻略戦開始。 |
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2106/夏 |
クック要塞戦線膠着するが、セイスモサウルスのロールアウトにより共和国軍敗退。 |
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2106/秋 |
残存部隊・クーパー港から東方大陸へ脱出。 ヘ軍はZOITECと「合併」し、反攻準備を開始。 凱龍輝実験作戦。 |
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2107 |
ヘ軍、中央大陸東海岸に橋頭堡を確保。キマイラ要塞都市攻略作戦。 凱龍輝ロールアウト。 エナジーライガーロールアウト。 |
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2108/10 |
ウィルソン河渡河作戦。 キメラ防衛線突破さる。 |
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2108/11 |
マウントアーサ防衛線攻略作戦。 共和国電子戦部隊によってセイスモサウルスのゼネバス砲が封じられた。 |
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2109/春 |
旧共和国首都北部にて、両軍併せて10万機が対峙。 ジェットファルコンロールアウト。 |
Notice [お知らせ]
◆当ブログの主旨◆
1.当ブログは、(株)タカラトミーの登録商標である「ZOIDS」を設定面から料理するページ・・・として以前作成していたホームページ「ゼネバスの犬牢」内の記事を再掲していくために用意したスペースです。けどまあ、新規記事も投稿することがあります。昔書いてたことと違うかもしれません。その時は諦めてください。
2.特にゼネバス帝国を応援していくのが趣旨でしたが、最近はバトストもないですし、現在の気分は推して知るべしです。
3.主にテキストメインの考察系サイトです。できること、好きなことをやりたいがための場です。それでもいいという人がいるのなら、どうぞお好きに見ていってください、というスタンスです。こんな感じのがキライな人は回れ右すればよろしい。
1.当ブログは、(株)タカラトミーの登録商標である「ZOIDS」を設定面から料理するページ・・・として以前作成していたホームページ「ゼネバスの犬牢」内の記事を再掲していくために用意したスペースです。けどまあ、新規記事も投稿することがあります。昔書いてたことと違うかもしれません。その時は諦めてください。
2.特にゼネバス帝国を応援していくのが趣旨でしたが、最近はバトストもないですし、現在の気分は推して知るべしです。
3.主にテキストメインの考察系サイトです。できること、好きなことをやりたいがための場です。それでもいいという人がいるのなら、どうぞお好きに見ていってください、というスタンスです。こんな感じのがキライな人は回れ右すればよろしい。
コメント要らんです。コメント許可すると変なのが湧きますし、望んでいない誰かに左右されたくないです。
4.一生草の根サイトです。でっかくするつもりはないので、でっかく宣伝しないで下さい。仲間内でヒソヒソ噂し合う程度でお願いします。守秘義務とまでは言いませんが、根本的には内緒話です。話がでっかくなってきたら管理人は多分逃げます。
◆利用上の注意◆ 商標との関連 このブログに記載されている事項は、基本的には「ZOIDS」にまつわる公式な(※新旧ありますが)情報・記事等を基にして書かれてはいます。 が、関係企業様には何の責任もございませんので、当サイトの情報に関して問い合わせるのは管理人に対してだけにしてください。関係企業様のご迷惑となります。 思想信条 また、サイト管理者は帝国ゾイドが好きというだけで、本人は特定の宗教団体や右翼・左翼団体などとは何の関係もありませんし、はっきり申し上げれば基本的にゆるゆるです。何らかの政治的・宗教的同意を求められても困っちまいますし、圧力かけてくる人はどんなに正しくてもお近づきになりたくないです。去れ。 著作権 テキスト・イメージ等、自分の手によるモノに関して著作権は放棄しません。 無断転用・転載は禁止です。広めないで欲しいですし、同意がほしいわけでもないです。
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ちなみに、ちょっとでも断ってくれたらOK出すことが多いです。
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2015-03-26 19:55
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